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リテラシーとは?簡単に言うと?英語から紐解いてみた!



リテラシーという言葉が頻繁に使われているようです。

語源は、英語の Literacy です。
どっちかというと、
ラシーじゃなくて、
ラシーぽい発音なんですが、
リテラシーのほうが日本語的には美しい気がします。

リテラシーの意味


1.識字率・読み書きの能力
2.転じて、ある特定の分野の知識や能力



大半の辞書にはこう出ています。


本来の意味での「識字率」や「読み書きの能力」という意味で
原文が書かれていた場合、
訳者は素直に「識字率」と訳していたと思うんです。

例えば

The spread of literacy parallels the development of printing.
識字力の普及は印刷術の発達と平行している. – 研究社 新英和中辞典



これだったら、
「リテラシー」を使う必要は、全くありません。


ちなみに、Wikipediaによりますと、
現在の世界の識字率はこのようになっています。


modern-world-literacy

でも時代が進むにつれ、
なにやら「識字率」とやっていては具合が悪くなってきたんですね。


つまり、原文自体が


「識字率」や「読み書き」の意味のみで “Literacy” を使わなくなってきた。
文字通りの意味ではなく、
識字能力「的」な意味あいでつかわれるようになってきた。



ということなんです。



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つまり、
きちんと「読み書き」ができないと…

  • (記録)をできないから困る
  • (記録)を理解できないから困る
  • (記録)可能な社会と(記録)不能な社会との格差が広がる


  • その能力がないことが原因で、例えば上のような
    「困った状態」を生み出してしまう状況すべてに
    リテラシーを当てはめたわけです。


    上の(記録)を(コンピュータ)などで置き換えると、
    よりわかりやすいかもしれません。

    幅広い意味のリテラシー



    昔は簡単な読み書きを指していたLiteracyが、
    今やそれは様々な領域に広がり、深まり、
    それぞれにリテラシーがあると考えられようになりました。


    代表的なものでは、

     メディア・リテラシー(Media literacy)
    コンピューター・リテラシー(Computer (Digital) literacy)
    情報リテラシー(Information literacy)
    ヘルス・リテラシー(Health literacy)
    精神リテラシー(Mental literacy)
    金融リテラシー(Financial literacy)
    科学リテラシー(Scientific literacy)
    マルチメディア・リテラシー(Multimedia literacy)
    統計リテラシー(Statistical literacy)
    人種リテラシー(Racial literacy)
    文化リテラシー(Cultural literacy)
    環境リテラシー (Environmental Literacy)
    (wikpediaより)



    一つ一つに、上の世界地図が作れるような感じですね。


    特定分野の単語のあとにリテラシーをつけて、
    その分野について精通しているかそうでないか、
    を高い低いで表現します。

    リテラシーの使い方



    金融経済教育の一層の充実による金融経済リテラシーの向上
    Enhancing financial literacy of the public through promotion of better financial education – 金融庁



    情報リテラシーの低い利用者の遠隔操作に必要な設定を安全確実に実現する。
    To securely and surely achieve setting required for a remote operation of a user with low information literacy. – 特許庁



    コンピュータリテラシーを必要としない、デジタルデータ共有サービスシステムを提供すること。
    To provide a digital data sharing service system which eliminates the need for computer literacy. – 特許庁


    ITリテラシーの低い人にとっても、簡単にアクセス設定を行うことを課題とする。
    To allow a person with IT literacy level which is low, to readily carry out access setting. – 特許庁




    我々は、OECDがコーポレートガバナンスと金融リテラシーに関する取組を強化することを求める。
    We call on the OECD to strengthen its work on corporate governance and financial literacy. – 金融庁




    ちなみになぜカタカナ語が生まれるのか



    一番置き換えやすい日本語は「能力」かなあ、と思うのですが、
    あえてこの「リテラシー」という言葉を使う、
    このこと自体になんとなく意味がありそうですね。


    だいたいこういう感じで出てくるカタカナ語は、
    訳されるとき…


    「ぼんやりつかみどころがなく訳しづらい」

    「カタカナにしておこう」

    「訳者がみんなそう思うので、カタカナで訳し始める」

    「カタカナが定着」

    「日本語として定着」


    というような履歴を持っていそうですね。


    他にも、
    アサインとか、
    コミットするとか、
    インテグリティとか、

    わかったようで、
    日本語にするとしっくりいかない。


    まだまだありますよ。
    とにかく訳しにくいんです。


    「てめー冗談じゃない、訳せよ!」
    と襟ぐりをつかまれて無理強いされれば、


    「あれー、じゃ、割り当て、約束する、清廉、これでお許しをー」
    てなっちゃうんですが、
    でも日本語に入れ込むとこれが実におさまりが悪い。


    じゃ、いっそカタカナでいいじゃん、
    てなりますよね。

    つまり、その言葉の背後に、
    果てしなく広大な、
    いく層もの背景があって、
    漠然としている。
    そんな言葉なんですね。 


    お付き合いいただきありがとうございました


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