イギリスの治安は悪いの?朝起きたら○○○が消えていた…
「イギリスの治安ってどう?悪いの?」
というのは、
よく尋ねられる質問です。
大抵私は、
「日本に比べるとイギリスの治安は悪いよ」
と答えます。
今回は、
私がこのような結論に至った理由を、
お話ししようかと思います。
治安がいいか悪いかというのは、
実際その場の空気を吸ってみないと、
なかなかわからないもの。
私の体験談で、
それを肌で感じていただけたらと思います。
それは、今から2か月ほど前に起こった事件です。
「朝起きたら○○○が消えていた…。」
。。。。怖いですー!今回は!
どうぞ覚悟してお読みください。笑
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朝起きたら○○○が消えていた…
朝起きるのが苦痛でない私は、
大抵早起きなんですが、
この日も7時ごろには
PCに向かい仕事を始めていました。
私の部屋に配偶者が突然やって来て、
こういいました。
配偶者:「昨日、酒飲んで、
なんか変なことやったかな?」
私:「いや別に。普通だったよ」
配偶者「じゃ、やっぱり変だ。
なんか…クルマがない。」
私:「・・・・・・!!」
というわけで、
朝起きたら自宅の駐車場から、
クルマが消えていました!
あったものが忽然と消える、
これは不思議な感覚です。
この気分(ガツンと重い喪失感)は、
味わったものじゃないと理解できないでしょう。
昔見た、
ニコラスケイジ主演「60セカンズ」という映画が
頭をよぎりました。
しかし、今回の場合、
クルマに操作をして、
キー無しで盗んでいったのではないのです。
手口は、家のカギを壊して、
夜中に室内に侵入し、
一階にあったクルマのキーを確保して盗む
というものでした。
そのほかに、
古いノートパソコンや、DVDもなくなっていました。
ちなみに、この泥棒
ウッディ・アレンのDVDが好きなようでした。
朝まで、家じゅう誰一人気づきませんでした。
いつもは賑やかな隣の犬も、
ワンとも吠えませんでした。
手袋をしていたため、
指紋も残っていません。
鬼平犯科帳を思い出したのは、
私だけではないはず。苦笑
警察は、
人に危害がなくてよかった。
それだけでもよかった。
と言いました。
考えてみると、心底気持ち悪いです。
家の中に誰かがこっそり入って来て、
知らないうちに車のカギを奪って
自宅の駐車場からクルマを盗んでいったんです。
もし、
この犯人が、たちの悪い人(達)だったら…、
と思うと、
しばらくの間、
夜中も電気を消せませんでした。
かなり楽天的なたちの自分ですが、
今回はかなりショックでしたよ。
イギリスの警察の対応と事件の顛末
じゃ、警察はどうしてくれたのか、
という話になりますね。
泥棒に入られたのは、
実を言うと、今回が初めてではありません。
これで3回目。
先の2回は、日本に一時帰国していた時、
空き巣狙いにやられました。
窓がこわされ、室内が荒らされ、
プレイステーションやゲーム関連の品物など、
いろいろ奪われました。
奪ったものから推定すると、
犯人は未成年者のように思えます。
このような事件が通報されると、
警察は調書を取り、指紋を取り、
近所で目撃者がないか一通り聞き込みをします。
でもこの先、
積極的な捜査は絶対しないだろうな、
という雰囲気がつたわる、
事務的な様子で全てを処理していきます。
電気が夜になると付くように設定できる、
タイマーをいただき、
今後気を付けるようにと言われました。
どの場合も、
取られたものは返ってこず、
犯人も捕まりませんでした。
取ったもん勝ちです。
しかーし
今回、
この鮮やかな手口の犯人なんですが、
「捕まった。今、Jailで身柄を拘束している」
というレターが、
警察から届いたんです!
おそらく、
自分のウデに酔ってしまい、
エスカレートしすぎたのでしょう。笑
犯行を重ねるうちに、
たまたま職質かなにかで、
見つかってしまったんじゃないかと思います。
留守の時にはいる。
そうはいっても、
もうちょっと頑張ってほしい気がします。
イギリスの一般的な治安
ひところは、車のガラスを割って、
中のものを盗むという盗難が多く、
車中の見えるところに、
貴重品を置かない、
というか、
車内にいっさい何も置かないこと、
と常に言われてきました。
町に出れば、
一台くらいは窓が割られて
ガラスが周りに散らばっている、
という光景を見たものです。
でも最近は、
この光景を目にすることも減り、
軽犯罪は減ってきているのかな、
と感じた矢先の出来事でした。
イギリスの軽犯罪は、
対面でのゆすり、たかり、ひったくり、
等のような積極的な形でというよりは、
誰も見ていない所で、
行われる傾向が強い気がします。
ちなみに、CCTVの導入数世界一位はイギリスだとか。
自宅外での忘れもの落し物などは、
価値のないもの(誰も欲しがらないようなもの)を除き、
絶対にでてきません。
自分のせいです。あきらめましょう。
ロッカー室などで、
数秒目を離したすきにでも、
物はなくなります。
紳士の国と呼ばれる英国ですが、
その紳士淑女の顔の裏側の、
くらやみを見る思いがします。
ただし、移民の非常に多いイギリスなので、
イギリス人だと、
軽々しく特定することもできませんけれど。
何はともあれ、
犯人が捕まってほっと一安心です。
イギリスはもとより、
日本から一歩外に出たら、
気を付けるに越したことはないです。
自分の身は自分で守る!
気を抜かないことが大切だと、
つくづく感じました。
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