褐色脂肪細胞を活性化!効果の高い食品と運動は?
ああ、脂肪!
これさえなければ私だって!
と何度悔し涙にくれたことか…。
でもこの脂肪を効果的に燃やしてくれる、
神とも呼べる特別な脂肪細胞が、
この世にはあったのです!
褐色脂肪細胞と呼ばれるこの脂肪細胞は、
首の回り、わきの下、
肩甲骨周辺、心臓、腎臓周辺に分布しています。
この褐色脂肪細胞は、
体内にたまった余分なカロリー(脂肪)を
熱に替えて放出してくれます。
まさにダイエットの味方ですね。
またエネルギーを放出して、
寒い時などは体温を上げてくれる働きもする万能選手。
この褐色脂肪細胞が活発に働くと、
脂肪が燃焼しやすい太りにくい体
になるということなのです。
今回は、ダイエット知らずの太りにくい体を作ってくれる、
脂肪燃焼をつかさどる褐色脂肪細胞について調べてみました。
どうぞごゆっくりご覧ください。
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褐色脂肪細胞を増やすことはできる?
褐色脂肪細胞が増えれば、
脂肪をよりたくさん燃焼することができる。
誰しもそう思いますよね。
ところが!
新生児のころには100g ほどある
この褐色脂肪細胞ですが、
歳を取るごとにその量は減り、
成人すると50gほどになってしまいます。
歳をとるにつれ脂肪がつきやすくなるのは、
こんなところにも原因があったということですが、
この褐色脂肪細胞は、
減ることはあっても増えることはないということです。
つまり残念ながら成人にとって
この細胞を増やす方法はないということなのです。
どーん!ゲームセット。
とがっかりする前に!
実はこの褐色脂肪細胞、
やり方によってはその働きを
活発にすることができるのです!!
脂肪燃焼を促す褐色脂肪細胞を活性化するには?
ここでは、褐色脂肪細胞を発見した
北海道大学の斎藤昌之教授によって紹介された
脂肪燃焼を促す褐色脂肪細胞を効果的に活発化する方法
についてご紹介します。
斎藤教授の解説(https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/50/1/50_23/_pdf)
褐色脂肪細胞を活性化する食品
斎藤教授によって、
トウガラシ、ショウガ、にんにく、ワサビ、ミント
などが痩せる脂肪を活性化している事が発見されました。
とくにトウガラシの辛味成分(カプサイシン)は
褐色脂肪を活性化させ、
体脂肪を燃焼させるとのことです。
ショウガの辛み成分(パラドール)など多くの食品成分が
カプシノイドと同様の褐色脂肪活性化効果が確認されています。
ミントの主成分(メントール)や
ワサビなどの辛味成分(アリルイソチオシアネート)
などによっても活性化されます。
これらの食材は、メインに使うことができないのが難点ですが、
そして辛いのが苦手な方にも厳しいですが…
日常の食生活にうまく取り入れていきたいものですね。
またありがたいことに、お茶などに含まれる
カテキンの摂取を増やす事でも
褐色脂肪細胞が活性化するとのことです。
褐色脂肪細胞を活性化する寒冷刺激
斎藤教授は、マウスを冷やすことで
痩せる脂肪が増えることを発見しました。
寒冷刺激が加わると、
褐色脂肪に密に分布する交感神経の活動が活発になります。
ノルアドレナリンを発端とする一連の反応によって、
脂肪酸が遊離し、
酸化分解されると同時に発熱をひき起こします。
ノルアドレナリンが普通の脂肪に作用しても、
同じように脂肪分解が起こりますが、
ここで生じた脂肪酸は血液の中に放出され,
それが褐色脂肪や筋肉で消費されます。
血液に放出された脂肪酸は褐色脂肪が消費しなければ、
元のところに戻っていきます。
はい、おかえりなさい!
つまり、筋肉や褐色脂肪が働かないと、
脂肪の燃焼は起こらないということなのです。
寒冷刺激を取り入れた運動まとめ
褐色脂肪細胞の集まる肩甲骨可動域を向上させる運動
肩甲骨の周辺は褐色脂肪細胞が
比較的多く集まっている箇所です。
ここを運動やストレッチで刺激することで
可動域を向上させ、
それによって褐色脂肪細胞を活性化させることができます。
管理人も実際に全部やってみましたが、
とても気持ちいいですよ。
姿勢をよくする効果もあるので、ぜひお試しください。
最後までお付き合いいただけありがとうございました。
これと併せて代謝を上げる方法を知るには、
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