英国住。日本との時差は8時間。だから地球は回っている。

ビーガンとは何?イギリス発祥!ヴィーガンの友人との思い出

ビーガン(Vegan)とは、
英語のVeganism (ヴィーガニズム)を短くしたものなのですが、
ベジタリアンとの区別がつかない、
何なのか全くわからないという声を耳にしました。

オーガニック野菜や、
オーガニックコスメについて調べていたら、
ビーガンのロゴが頻繁に出てきたので、
これについても調べてみたくなりました。



というわけで今回は、
イギリス発祥のムーブメント、
Vegan(ビーガン・ヴィーガン)について調べてみることにしました。


忘れられないヴィーガンだった友人についての思い出話や、
イギリスのヴィーガン事情も合わせてお届けします。
それではいってみましょう!



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Vegan(ビーガン・ヴィーガン)っていったい何?



ビーガンの定義が、The Vegan Society(https://www.vegansociety.com/go-vegan/definition-veganism)にありましたので引用します。

【ビーガンの定義】

Veganism is a way of living which seeks to exclude, as far as is possible and practicable, all forms of exploitation of, and cruelty to, animals for food, clothing or any other purpose.
From ‘junk food vegans’ to raw food vegans, and everything in between, there’s a version of veganism to suit everyone. Yet one thing we all have in common is a plant-based diet avoiding all animal foods such as meat (including fish, shellfish and insects), dairy, eggs and honey – as well as products like leather and any tested on animals.



(概要)ヴィーガニズムは、食用、衣類用、その他の用途のために動物を使用すること、またそのために動物を虐待することを可能な限り除去する生き方です。「ジャンクフードビーガン(ポテトチップスみたいなのばかり食べているビーガン)」から「Raw food Vegans(調理しない野菜のみを食べるビーガン)」、そしてその中間に位置するビーガンまで、それぞれの実践者に適したヴィーガニズムがありますが、そのすべてに共通することは、『肉(魚介類、昆虫を含む)、乳製品、卵、ハチミツのような動物由来の食品、革製品、動物実験で得られた製品をすべて回避する』という、植物中心の食生活です。



これを読んでいると、食べ物の選択もさることながら、
生き方そのものについての方針(哲学)のような気がしますね。

食品ばかりでなく、車のシートやバッグに使われる革製品、
ウールのセーター、ミンクのコート(古い)、
シャンプーや化粧品に含まれる動物由来の成分など、
動物が関わって製造された製品すべてをビーガンは排除します。


また自分がビーガンであるというお披露目、
というか宣誓(Vegan Pledge)も行い、
その決意のほどを表明します。

ベジタリアンとビーガン


ベジタリアンとは動物の肉を食べない人の大きなグループを指し、
ビーガンは、そのグループの中でも
菜食主義を最も厳しく行おうとするグループです。


表にまとめてみましたのでご覧ください。

ベジタリアンの種類 一部植物 肉類 魚介類 乳製品 ハチミツ 動物由来の製品
フルータリアン
エシカル(倫理的)ヴィーガン
ダイエタリー(食品のみ)ヴィーガン
オボ(卵)・ベジタリアン
ラクト(乳製品)・ベジタリアン
ラクト(乳製品)・オボ(卵)・ベジタリアン



フルータリアンと聞いて思いだすのが、
ヒューグラント主演の「ノッティングヒルの恋人たち」。
ジュリアロバーツ演じる女優さんに失恋したグラントを慰めるために、
友人たちがいろいろ女の子を紹介する場面で、
フルータリアンの女の子が出てきます。
友人を交えて食事をしながら、
ニンジンを見てその子が一言。

「落ちた実なら食べてもいいのよ。
でもニンジンはだめ。
これは殺害されたものなのよ。」
(うろ覚えです。間違ってたらご容赦ください)


こういうところで、
笑ったり、驚いたり、
ましてや馬鹿にしたりしないのが英国流。


“right” といってさらっと受け流します。


それでも特殊な部類の女の子であることは
描写の仕方からわかりますね。

ビーガンの友人の死

ヴィーガンというコンセプトは、
私の中では一人の友人の形となって記録されています。


Dさんご夫妻は、私たち家族の英語と日本語のエクスチェンジパートナーでした。
一回りくらい年が離れていました。


エクスチェンジパートナーというのは、
日本語を習いたい人に日本語を教え、
その代わりに向こうから英語を教えてもらうというシステムです。


お互いに授業料がいらないので、
好都合ということです。


最初の自己紹介で、
Dさんは、すぐに自分はヴィーガンで仏教徒だと言いました。
このときはじめて、
私はヴィーガンという言葉を知ったのです。


18年前、うちには車がなかったので、
Dさんたちが毎週うちに通ってきてくれました。


毎回、日本茶とナッツ、
時にはおにぎり🍙やみそ汁を出しました。


ヴィーガンの彼にとって、
日本食はまさにヴィーガンフードの宝庫だったようです。


このレッスンは1年ほど続いたでしょうか。
ある日、彼はうちに来て突然言いました。


「とても重い病気にかかって、もうここには来れないんだ。」


それから半年後、Dさんは甲状腺がんで亡くなりました。
50歳でした。


当時、なぜビーガンなのかとか、なぜ仏教徒なのか、
そういう話は全くしませんでしたので、
Dさんの心の中は今となってはもうわかりません。

当時のビーガンの食事が健康的なものだったのかどうか
これも私にはわかりません。
おそらく当時は栄養のことなどもあいまいで、
ただやみくもに菜食をしていたのかもしれません。


お見舞いに行ったとき出されていた病院食は、
ボールに入ったポテトフライでした。
おそらく病院の方も、
ヴィーガンの患者さんへの対応の仕方が
確立されていなかったのかもしれません。


あんなものを食べていては病気と闘えないんじゃ
と怒りを感じたのをはっきりと覚えています。

イギリスのビーガン事情

Dさんとの悲しい思い出から18年。


現在のイギリスのビーガン・ベジタリアンの方々のための環境は、
着実に整ってきていると思います。



スーパーのビーガンフードの充実度、
レストランでも葉っぱのマークやVのマークの
ヴィーガンメニューが載るようになりました。


テイクアウェイのピザやカレーチャイニーズフードのメニューにも、
ベジタリアン・ビーガンメニューが必ずついています。


街に出れば、ベジタリアン・カフェがあります。

ヴィーガンになるならないは別として、
世の中が全体的にこういうムードになるのは、
歓迎すべきことだと感じます。
なぜなら。

  • いろいろな考えを持っていいんだということだから。

  • いろいろな考えを持っている人を尊重して、できるだけそのやりかたで受け入れてあげようとする社会は柔軟だから。

  • 動物や植物への保護の気持ち=地球を大切にする気持ち=自分を大切にする気持ち=他者を大切にする気持ちだから

  • ヴィーガンのデメリット



    ヴィーガンのデメリットとしては、


    宗教的なほどに厳格になるのは危険な側面をはらんでいると思います。


    また、同じビーガンの人を監視するような態度になるのも本来の姿ではないのかもしれません。


    栄養が偏らないように、生き生きと充実した心で生活できることを願ってやみません。



    お付き合いいただきありがとうございました。


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