英国住みフリーランス。日本との時差8時間。地球は回っている。

レトロな英国 ブロンテ家の長男ブランウェルいきつけの薬局 

エミリー、シャーロット、アンの、
ブロンテ三姉妹は、
世界的に有名なのですが、
その兄ブランウェルには、
ひとつ有名になりきれなかった哀愁が漂います。

博物館内の展示物にもあるように、
家族内では天才だと思われていたようで、
一時は画家を志しロンドンまで出ています。

ブロンテ博物館にも、
たくさんの彼の手による肖像画があります。
なかなか味があるといえなくもないですが、
ブロンテ姉妹の兄の絵
としての価値以外で、
評価されることはありませんでした。

3sisters

ブランウェルによる3姉妹の肖像画。
最初右から二番目に自分自身も描いたのに、
まさかの削除。
。。。屈折してますね。

そして、画家になれず挫折した彼は、
さまざまな職を転々としますが、
これがなかなかうまくいかない。

すぐいやになって仕事を放りだしたり、
雇用主の奥さんに横恋慕してくびになったり、
もう本当に転々というのが、
ぴったりの人生だったようです。
何をやってもうまくいかない。

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やがて彼は、
アルコールとドラッグに浸るようになっていきます。

以下の写真の薬局は、
その頃から続いています。

ブランウェルがアルコールなどを買うために、
通ったといわれています。

今では、珍しいケミカルボトルがたくさん飾られた、
本当にレトロな雑貨屋さんになっています。

有名になっていく妹たちをしり目に、
焦燥感にかられ、
やがてデカダンスに溺れていくブランウェルの、
不完全燃焼な人生を偲ぼうではありませんか。

yakkyoku

この写真はお店正面の扉です。
OPEN のサインボートがいい感じ?

yakkyoku2

店内には、
古い薬品のボトルがたくさん飾ってありました。
いろいろな色の液体が入っています。
昔はみんな計り売りだったのです。

shelves

タイムトリップしたかのような店内は、
いくつもの木製の棚に囲まれ、
ガラスケースの中に雑然と並んだいろいろな薬や、
雑貨はみんなとても古いもののようです。

このケースの中の薬には、
値札というものが付いていませんので、
たぶん売り物ではなく飾りだと思います。

それにしても、たくさんの古いものが集まったものです。
一個一個時間をかけてみたいなと思いましたが、
これでなかなかお客さんが多く邪魔ですから遠慮しました。

bottle

この写真は、お店のカウンターです。
青いガラス瓶がとてもきれいで、
なんだか怪しい液体が入っているものの、
ついうっとり見とれてしまいました。

古いガラスには、
なんともいえない雰囲気があります。
不思議です。

このビンの背後には、
包装されていない石鹸が、
たくさんつまれていました。

Bathsalt

木製のケースの中には、
バスソルトが入っています。
ローズバスソルトから、
バラのいい香りがしました。

そのほかに、
ラベンダー、海草、ミルクなど、
いろいろなバスソルトや石鹸がありましたよ。

ここから量り売りもするようですが、
すでに包装済みのものが、
上の棚にたくさん並んでいました。

有名なブランドじゃないけど、
ここにしかないレトロなお土産で、
かえって珍しいかもしれませんね。

ブランウェルの有名な妹たちのお話はこちらからどうぞ。
ブロンテ姉妹のふるさと-ハワース(HAWORTH)

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