アロマテラピーとは、
植物から抽出されるエッセンシャルオイルを使って
ボディマッサージをしたり
その香りで心身をリフレッシュさせたり、
疲労回復を助けたりする健康法です。

西洋ではハーブと並んで
古い歴史をもつリラックス法の1つです。

英国では、アロマテラピー学のコースが
大学やオープンカレッジで提供されています。

化学・薬学などの専門性が強く、
代替医療の1つの形態として
学位も取得できます。

ただ1年コースで授業料もそれなりに
大仰なものが多いので、
興味があるもののそこまでは、
と思っていました…

日本でも、このアロマテラピーの
資格試験があるということなので

アロマに興味がある人が気軽に勉強を始めて
独学でも合格できるものなのかどうか、
調べてみることにしました。

アロマテラピー検定とは

第31回を迎えるアロマテラピー検定は、

公益社団法人　日本アロマ環境協会

が主催する資格試験です。

検定試験の概要は？

試験日：毎年5月と11月の年2回実施

試験場：全国各地（34都市）の会場

検定級：1級と2級

検定料：1級・2級とも（6480円）

試験内容：

2級（全50問）（マークシート方式）

アロマテラピーに関する知識

• 香りテスト
• アロマテラピーの利用法
• 安全に関する知識
• 精油の知識
• アロマテラピーの歴史や環境

などを問う問題が出題されます。

1級（全60問）（マークシート方式）

アロマテラピーに関する知識
（2級の知識に加えて以下について出題されます）

• 香りテスト
• アロマテラピーの利用法と其材
• アロマテラピーのメカニズム
• 健康学・関連法規
• 精油のプロフィール（31種類）

などを問う問題が出題されます。

合格率

1級・2級とも受験者の90％が合格。
満点を100％とした80％が合格ライン。

落とすための試験ではなく、
テキストをきちんと学習した人なら、
ほぼ全員が合格できるという資格のようです。

アロマテラピーの認知度を高める、
という目的もあるようなので、
比較的受かりやすい試験と言えるかもしれません。

独学でも合格できる？

さて、問題の独学でも合格できるかどうか、
についてですが…。

合格者の声によるとほとんどが
試験用のテキストを使っての独学のようです。

試験勉強の期間は1か月～6か月と様々。

1級・2級併願の方も多く、
2級を飛ばして1級だけ受験したという方も。

受験資格に年齢や経験などの制限もなく、
仕事の傍ら、学生さんならば勉強の傍ら
受験されている方がほとんどです。

学習に最低限必要なものは、
資格試験用のテキストと、
香りテストのための練習用キットです。

1級用テキスト


2級用テキスト


受験者の方々は
もともとアロマに興味があったという方がほとんどなので、
勉強というよりは楽しみながら♪試験勉強をした、
という雰囲気が伝わってきます。

アロマテラピー検定合格後は？

検定合格後の上位資格として次のようなコースが提供されています。

さらに本格的に知識を深め、
資格取得が職業につながる可能性もいよいよ現実味を帯びてきます。

アロマセラピーアドバイザー
（アロマセラピーの知識を備え、精油の販売などでアドバイスを行う）

アロマセラピーインストラクター（アロマテラピーを教える人になる）

アロマセラピスト（マッサージなど実際の施術を行う人になる）

アロマテラピースクールを開校したり
花屋、美容院、SPA、エステ、マッサージ施設
の経営・勤務など
合格者には幅広い活躍の場があるようです。

ストレスの多い社会、高齢化社会で、
癒しやリラックスへのニーズは
より一層高まって行くと思われます。

おわりに

この検定は、独学でも十分合格できる試験だと、
多くの合格者の方々がおっしゃっています。

私なら、テキストを学習し、練習問題などで80％以上正答できるかどうか
まずチェックしてみます。

だめだったら、それから考えてみると…。

香りのテストなどは、誰かに教えてもらえるものではなく
自分の感覚だけが頼り、
独学以外のなにものでもないですよね。



ラベンダーやジャスミン、
夢のような香りに囲まれて
試験勉強をしながら癒されそうです。

合格者のみなさんほぼすべてが、

「日常生活がより過ごしやすくなった」
「自然に対する興味が深まった」

など、素敵な感想を残しておられます。

資格試験に合格して、
将来の選択肢が増える！

素晴らしい香りで
日常生活がより豊かになる！

資格試験にしておくのがもったいないくらいですね。