英国住みフリーランス。日本との時差8時間。地球は回っている。

マッサージで脂肪は本当に溶ける?部分やせの神話!! 

エステの広告とかのマッサージで脂肪を溶かしだすとか、
脂肪を燃焼させるとか目にするにつけ、

あれってほんとですか?
っていつも思っていたのです…。

体内の脂肪がマッサージで溶けてどこかに消えてしまうんですか?
そんなナイスなことがあるんですか?

じゃいったいどこへ?

てことで、調べてみることにしました。

人の脂肪は何度で溶ける?

人の脂肪は15℃~22℃で溶けます。

結構低いですね。

体温が36℃とすると、
いつでも体脂肪は溶けた状態ということになります。

エステでマッサージしてなくても
脂肪は既に溶けた状態にあるということですね。

手に取るとぱふんとつかめるので、
なんとなく液体って言う実感がわかないですが、
体の中の脂肪は溶けた状態にあるんですね。

脂肪の燃焼の仕組みは?

脂肪が燃焼する仕組みを見てみましょう。


【脂肪燃焼の仕組み】

有酸素運動などでエネルギーが必要になる

脳からエネルギー生成の指令が出る

脂肪動員ホルモン(アデポキネチックホルモン)の分泌

脂肪分解酵素「リパーゼ」の活性化

脂肪が分解され、グリセロールと遊離脂肪酸となり血液中に放出される

全身の筋肉で脂肪酸がエネルギーとして燃焼される

せっかく脂肪が遊離脂肪酸に分解されても、
燃焼できなければ再び脂肪へと戻ってしまいます。

ウェルカムホーム!

分解した遊離脂肪酸を燃焼するためには、
一定時間以上の運動が必要です。

マッサージは脂肪を燃焼させる運動としては微々たるもの。

残念ながらこの程度では「一定時間以上の運動」の代わりにはなりません。

マッサージで部分やせ、部分燃焼の神話

ウエストにくびれを作りたい
足首を細くしたい
太ももを細くしたい
小顔にしたい

世の女性の永遠の願いですよね。
1時間程マッサージしてこれがかなったら
ナイスですよねー。

でも実際は、脂肪の燃焼は体全体で起こり、
マッサージでウエストだけやせる、ということはありえないのです。

脂肪の分量が
例えば 

バスト(10)ウエスト(9)ヒップ(10)-(この体型はどうかと思いますが)

だったとすると

バスト(10)ウエスト(6)ヒップ(10)

とかにしたいじゃないですか。

でも実際は…
やせるってことがあったとしても

バスト(9)ウエスト(8)ヒップ(9)にしかならないということです。

マッサージ後にサイズダウンがあったとしても、
それはその部分の脂肪が燃焼してなくなったのではなく
むくみが解消されただけ
なのです。

がっかりしましたね

でも、マッサージによって燃焼しやすい脂肪にはなっているので
(何もしなければそのままもとの安定した脂肪にもどりますが…)
その後運動すると燃焼効果が上がります。

まとめ

脂肪もみだしとかマッサージで溶かして排出するというのは眉唾と思いましょう。

減量の王道は…

摂取するエネルギーを調節し、

脂肪は有酸素運動(軽いジョギングや、ウォーキングなど)で燃やす。

脂肪を筋肉に変える筋力を鍛える運動をし基礎代謝をアップさせる。

どうやらここに落ち着くようです。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

カテゴリー

アーカイブ

広告