ウィンブルドン!ボールボーイになるには?資格がいる?
ウィンブルドンの風物詩の一つに、
ボールボーイ&ボールガール(BBG:BallBoys & Girls)と呼ばれる、
ボール拾いの少年少女たちを、
思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
紺の揃いのユニフォームで、
芝コートの中央とバックに、
常にスタンバイし、
ボールが来るや、猛ダッシュ!
選手に向かって、手を高々と振り上げて配給。
汗ふきタオルの要求には、
予期していたかのように、
瞬時に対応。
日差しが強ければ、
休む選手に、
日傘をすかさず差し掛ける。
その小気味いいほどの対応には、
この年の子供たちだけが持つ、
生真面目さや真摯さが漂い、
胸が熱くなってきます。
以下はBBGを映した、ウィンブルドンの公式動画です。
でも、このウィンブルドンのBBG、
どんな経過を経て、
コートに立っているのでしょうか。
そこで今回は、
ウィンブルドンのボールボーイ&ガールになるには、
どんな手続きが必要なのか、
まだ、実際、どんな風に選抜されているのかを、
調査してみることにしました。
ウィンブルドンの試合を見ながら、
お友達やご家族の前で、
このうんちくをぜひご披露してください。
へーえ、すごいこと知ってるね!
と尊敬されること間違いなしっ!!^^
ウィンブルドンBall Boys & Girls 募集要項
【BBGになるには】
1.ウィンブルドンAELTCの公式ウェブサイト(https://www.aeltc.com/bbg/)の、
オンライン登録フォームに記入して、登録します。
2.登録すると、オンラインの、
「プレトレーニング」プログラムに、アクセスできるようになります。
3.ウィンブルドンのBBGになるために必要な知識を、
このトレーニングで学びます。
4.プレトレーニングプログラムには誰でも参加できます。
ただし、実際には、選択された地元の学校の、
校長先生などからの推薦によって決まります。
5.2016年のBBGになりたい人は、登録して、
8つのプレトレーニングのモジュールを完了し、
2015年11月28日までに申請する必要があります。
結局は、
「選ばれた地元の学校の、校長先生の推薦で選ばれる」
ということですね。
地元じゃなければ、事実上不可能ですしね。
ところで、
ボールガールならぬ、
ボールおばさんでも登録できるんだろうか、
と思い、登録画面に臨んでみましたが、
残念ながら、新しいBBGの登録は終了していました。
ボールボーイ&ボールガールについて
年齢
700人の候補者から、約250人が選ばれます。
9歳と10歳の候補者540人から、約160人が選ばれ、
前年度のBBG経験者160人から、約90人が選ばれます。
平均年齢は15歳で、約2年間BBGとしてコートに上がります。
BBGの歴史
1920代、30年代 :ボールボーイズは、シャフツベリーホームスから
1946年から:ボールボーイズは、学校からのボランティア
1977年:ボールガールズ登場!
1980年:男女混合のボールボーイズ&ガールズのチームが初登場
1985年:ボールガールズがセンターコートに初登場!
参加校のリスト
1920s & 1930s Shaftesbury Homes
1946-1966 Dr Barnardo’s Homes
1967-1968 Shaftesbury Homes
1969-1986 The Wandsworth School, Southfields
1969-1989 The Nork Park Secondary School
1969-1989 Westmeads High School, Morden
1969-2002 Eastfields High School, Mitcham
1969-2006 Tamworth Manor High School. Mitcham
1969-現在 Raynes Park High School
1969-現在 Rutlish High School, Merton
1969-現在 Wimbledon College, Wimbledon
1977-2002 Rowan High School, Streatham
1977-現在 Ricards Lodge High School
1977-現在 Ursuline Convent High School, Wimbledon
1987-1991 The John Archer School, Wandsworth
1990-現在 The Beacon School, Banstead
1998-現在 Sunbury Manor School, Sunbury
1998-現在 Holy Cross Convent School, Wimbledon
1999-現在 Wimbledon High School, Wimbledon
2000-現在 Bishopsford Community School, Morden
2001-現在 Overton Grange School, Sutton
2001-現在 Wilson’s School, Wallington
2003-現在 Sutton Grammar School, Sutton
2003-2006 Mitcham Vale School, Mitcham
2003 Richard Challoner School, New Malden
2004-現在 Graveney School, Tooting
2005 Southfields Community School, Southfields
2006-現在 Southborough School, Surbiton
2006-現在 John Fisher School, Purley
2007-現在 Hall School Wimbledon
2007-現在 Sutton High School, Sutton
2007-2008, 2010-現在 Harris Academy Merton
2009-現在 Teddington School, Teddington
2009-現在 Tiffin School, Kingston
2010-現在 Glyn Technology School, Surrey
2010-現在 Saint Cecilia’s School, Wandsworth
2010-現在 Surbiton High School, Kingston
2010-現在 Wimbledon Junior Tennis Initiative
2011-現在 Grey Court School, Richmond
2011-現在 Sacred Heart High School, Hammersmith
2011-現在 Tolworth Girl’s School, Surbiton
現在まで、参加を続けている学校が、
27校ありますね。
公平に選ばれるとすると、
1校から10人程度が、
選ばれるということになります。
とても名誉なことなんだと思います。
15歳前後のこの時期に、
長期間のトレーニングと、
2週間の本戦を、
ウィンブルドンで過ごすわけです。
ちょうど受験期でもありますが、
それでも、やっぱり、
替えがたい一生の思い出ですよね。
選ばれたいでしょうね。
大会中は?
ユニフォーム
1922-1931 – グレイのシャツ、濃い色の短パンと濃い色の靴下
1932-1954 – グレイのシャツと濃い色の長ズボン
1955-1957 – クラブカラーのシャツと、濃い色の長ズボン
1958-2005 – クラブカラーのシャツと短パン、
2001年にボールガールは短パンからスカートに変更
2006-現在 - ポロ・ラルフローレンのデザインのブルーの上下
1939年まで、時々帽子が着用されていましたが、
今はひさしの付いたキャップ(野球帽とも言う)をかぶっています。
まとめ
ボールボーイズとボールガールズは、
学校の名誉をしょっていたんですね。
彼らの凛々しい姿を
ウィンブルドンで見られるのが、
今から楽しみです。
お付き合いいただきありがとうございました!
ウィンブルドン情報!
ウィンブルドン2016!今年の日程とドローは?
ウィンブルドン!チケットを抽選で入手する方法!
ウィンブルドン!チケット当日券の購入方法は?並ぶが勝ち!
ウィンブルドン!チケットの値段は?2016年最新情報!
イギリス関連記事をまとめて読むにはこちらをどうぞ!
イギリス特集!料理や観光記事のまとめ!
この記事へのコメントはありません。