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子供を英語バイリンガルにする3つの方法は?

子供を英語バイリンガルにする3つの方法について、
今回は考えてみたいと思います。

イギリスに暮らして17年目になります。

息子たちにとっては日本で過ごした時間よりも、
イギリスで生活した時間のほうが完全に長くなりました。

現在彼らは、英語と日本語両方を使う、
いわゆる『バイリンガル』です。

子供をバイリンガルにしたい』という思いは、
イギリス移住の目的の中でも、
大きな位置を占めていましたから、
ささやかながらその目標だけは達成できたと思います。

そして当然ながら、世の親御さんたちが抱く強い願いも、
とてもよく理解できます。

でも17年も英語圏にいれば、
誰でもある程度は話せるようになりますよね。

英語を学ぶ上でのこの恵まれた環境を、
そのまま日本の状況に、
あてはめることはできないでしょう。

そこで、私は考えました。

『もし今日本で(英語圏で生活することなく)子供を育て、
その子を英語バイリンガルにしたいならどうするか?』

というテーマです。

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母国語のレベルを高めよう

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バイリンガルの話をしているのに、なぜ母国語
と不思議に思われるかもしれません。

でもこれには理由があるのです。

一言でバイリンガルといっても
2言語両方が完ぺきな状態のバイリンガルというのはまれです。

必ずどちらか優勢な言語というのがあり、
その優勢な言語のレベルに応じて知的能力も決まり、
2言語目のレベルも高まっていくのだそうです。

つまり、母国語または優勢となる言語を思い切り伸ばすことが、
2言語目のレベルアップにもつながるということです。

日本で、日本人の両親のもとで優勢となる言語は、
普通の場合日本語なので、
子供の日本語レベルを上げてやることは、
英語の上達にもつながるといわれています。

日本人のアイデンティティを育てるのにも、
これは大切なことかもしれませんね。

赤ちゃんの頃から、
親がつたない英語で話しかけて、
育児をするメソッドなどを見かけます。

私はこれにあまり賛成ではありません

なぜなら赤ちゃんが、親の変な英語(失礼)を聞き、
その分お母さんのきれいで愛情のこもった日本語を聞けないからです。

英語が両親ともに堪能でない場合、
赤ちゃんに話しかけるのは日本語で、
良質な日本語を大量にインプットして、
母国語の能力をできるだけ高めてあげるのがまず大切かもしれません。

子供を英語バイリンガルにする3つの方法

「それじゃ、日本語しかできなくなっちゃうじゃん!!怒」

そうですよね。
おっしゃる通りです。

じゃあどうしたらいいか・・・。

1.きれいな英語をシャワーのように聞かせましょう

英語を聞き取る能力は12歳前後を境に急速に衰えるといいます。
できるだけ早い時期から(赤ちゃんがおなかにいる間からでも)、
英語の音楽(きれいなバラードや楽しいポップソングなど)
を聞かせてもいいかもしれません。
英語をシャワーのように浴びる
フォニックスの基本ですね。

うちの場合、自営だったので、
自宅でも、車内でも何の遠慮もなく、
絶えずロック・ブルース・ジャズをかけていました。
絶えずです。
起きてから寝るまで音楽(英語)が流れている感じです。
これは、いやも応もありません。
空気のように絶えず音楽(英語)を聞いている状態でした。

「英語で遊ぼう」とか
「しまじろう(?)」
なんかの英語番組やテープも、
さりげなく絶えず流していました。
でもこちらはあまり楽しそうではありませんでした。
構えて見せる感じなので…。

今はYoutubeやいろいろな英語教材が豊富なので、
いろいろ選べますね。
子供が楽しそうに見るものを選んであげるといいかもしれません。

しかし、
日本語の読み聞かせはしても、
私自身が英語で話しかけることは、
絶対にしませんでした。
なんかとても不自然な気がしましたので。

2.金銭的に余裕があれば

2歳前後から、イギリスで言うナーサリースクールにあたる、
プレスクールのようなものが日本にもあるので、
そういうスクールで英語圏の子供に混ぜるのもいいかもしれません。

あなたのご家庭の経済状況が許せば、
インターナショナルスクールに入れるという手もあります。

莫大な費用はかかりますが、
お子さんは、
非常に高い確率で、手っ取り早く
バイリンガルになると思います。
英語圏にいるのと同じ学習環境なのですから。

日本にいて、家庭内も日本語環境なら、
日本語が使えなくなるという心配はないでしょう。

3.そんな余裕はないという場合

私がお勧めする最高の方法は、

日本人の英会話教室に言ってお金を使ったり、
高い英会話教材にお金を使ったりするのではなく

その分お金を節約して
できるだけ家族で英語圏に旅行しましょう!

です。

イギリスでも、アメリカでも、グアムでも、ハワイでも、香港でも、セブ島でも、
なんでもいいので英語を話す国に行って、
子供に一度でもいいから英語を使うことを体験させてみましょう。
それにこれは、親も子供も楽しいじゃないですか!

あっけないですか?

でもこれはとても大事だと思うのです。

子供にとって英語は、
日本にいる限り、
必要なものなのではなく、
親や学校からさせられる勉強の一つでしかないのです。

リアリティがない。
「なんで誰も使ってないのに勉強するの?」
って思ってますからね。

でもいったんその国に行き、
英語を使って生きている人々を見て、
自分も実際に何かを買うため、
なにかを頼むために英語を使うことになったら、
英語はもう、その子にとって勉強なんかではなく、
生活に必要なツールになるのです。

ヨーロッパの人たちは、
親戚がそこらじゅうの国に散らばっていたりして、
英語・仏語・スペイン語・ドイツ語堪能、
っていう人などざらにいます。

使わないと、
いとこと遊べない、
とか、
おじいちゃんにモノをねだれない、
とかそういう切実な欲求が後押ししているからなんでしょうね。

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子供の目を覚ましてあげたら、
あとはその子が自分でやります


親の出る幕はそこまでかもしれません。

最後に-中島和子著『バイリンガル教育の方法』という本に出会った

日本にいたころ、
中島和子著『バイリンガル教育の方法』アルク社

という本に出会いました。(現在は完全改訂版なので私の読んだのは改定前のバージョンです)

言語学者であり母親でもある著者が、
カナダで携わった、
バイリンガル教育についての研究をまとめた本です。

この本は、
    

  • バイリンガルと言ってもいろいろあり、
    英語:日本語=100%:100% という、
    完ぺきなバイリンガルというのは珍しい
  • 住んでいる国、両親の言葉かけ、周囲の環境によって、
    その割合が大きく変わってくる
  • 12歳前までに母国語となる言語をできるだけ伸ばす必要がある
  • 下手をするとどちらの言語レベルも低くとどまる可能性がある
  • など、目から鱗の情報を与えてくれました。
    渡英の時期を子供たちが12歳になる前と決めたのも、
    この本の情報からです。
    とりあえずご一読をお勧めします。

    長文お付き合いいただきありがとうございました!


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