スコットランドヤード 名前の由来!ロンドンなのにスコットランド?
テロが頻発するロンドンですが、それに伴いロンドン警視庁 Metropolitan Police Service、MPSの偉い人がテレビに登場する機会も増えています。
BBCのテレビ画面を食い入るように見つめながら、ふと気になってしまったのが、この警察の偉い人の背後でクルクル回っている「スコットランドヤード」という看板です。
ロンドン警視庁なのに、なんでスコットランドヤードなんだろう??
そこで今回は、
この名前の由来を探ってみることにしました!
それでは行ってみましょう。
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スコットランドヤードは桜田門と同じ
ニュースコットランドヤード(New Scotland Yard)、またはスコットランドヤード(Scotland Yard)というのは、ロンドン警視庁のことなのですが、この名前は実は初代警視庁舎が面していた通りの名前に因みます。
初代庁舎はロンドン、ウエストミンスター地区のホワイトホール・プレイス4番地(4 Whitehall Place)にあり、その北側の一般入口がグレート・スコットランド・ヤード(Great Scotland Yard)という通りに面していたんですね。
ロンドン市民は警視庁に用があると、この通りの一般入り口から入ることが多いので、だんだん「スコットランド・ヤード」と呼ばれるようになっていったというわけです。建物や人を地名や通りで呼ぶという習慣は日本でもよくありますよね。
日本でも警視庁は「桜田門」って呼ばれてますから、それと同じですね。
移転してもずっとスコットランドヤード
面白いのは、移転してもずっとスコットランドヤードと呼ばれているところで、ロンドンっ子の気質が現れているようですね。
1890年にロンドン警視庁本部は移転。それ以降現在に至るまで変わらず「ニュースコットランドヤード/スコットランドヤード」と呼ばれています。
現在の正式な所在地は、グレーター・ロンドン シティ・オブ・ウェストミンスター ニュー・スコットランドヤードです。
4代目の庁舎。
この庁舎があまり頻繁にテレビに映らなくなることを願いつつ、今回はこれでおしまいです。
ロンドン警視庁といえば、シャーロックホームズのこの帽子。ですか…。ハロウィーンのコスプレにぜひ。
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