英国住みフリーランス。日本との時差8時間。地球は回っている。

英国陶器 スージー・クーパー Susie Cooper “Cornpoppy”

【英国陶器】スージー・クーパーの 「Cornpoppy」ソープディッシュ
1967年-1971年

この鮮やかな赤いけしの花を描いたソープディッシュは、
スージークーパーがウェッジウッドに在籍していた、
1967年から1971年頃製造されたものです。

ウェッジウッド製品の高い品質と、
スージークーパーの大胆なデザイン・色使いが、
うまく融合しています。

手のひらの上でいくら眺めていてもあきません。
とても綺麗です。

アップの写真

Suzy

実際にバスルームで、
石鹸皿として使っていましたが、
実は家人が落して割ってしまい、
今は手元にありません。

写真にとっておいてよかったです。^^

陶器というのは、
欠けたり割れたりと、
はかなげです。
だからより一層愛しくなるのでしょう。

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ところで、
この陶器を作った、
スージークーパー(Susie Cooper)という人は、
どんな人だったのでしょうか…。

才能あふれる女性陶工 スージー・クーパー

【略歴】

1902年
10月29日、イングランド、
スタッフォードシャーのバーズレムで誕生。
7人兄弟(3人の兄と3人の姉を持つ)の末っ子。

1914年
12歳。父親のジョン・クーパーが死亡。

1918年
16歳。地元の美術学校、バーズレム・アートスクールの、
夜間クラスに入学し、素描や植物画を学ぶ。

1922年
20歳。陶器の絵付師として陶器会社のグレイ社に入社。

1923年
21歳。V&A美術館のイギリス陶器部門の展示会で認められ、
グレイ社の陶器の裏にスージーの名前がマークされるようになる。

1929年
27歳。7年間務めたグレイ社を退社。

1930年
28歳。4月、義兄の協力を得てSusie Cooper Pottery を設立。

1938年
36歳。建築家、セシル・ベーカーと結婚。

1940年
38歳。女性初のRoyal Designer For Industryとなる。

1942年
40歳。5月、火事で工場焼失。

1943年
41歳。長男ティモシー生まれる。

1947年
45歳。工場再建。

1950年
48歳。Susie Cooper China Ltd.設立。
ボーンチャイナの生産開始。

1957年
55歳。3月、二度目の火事

1966年
64歳。Susie Cooper Potteryがウェッジウッドの傘下に入る。
ウェッジウッドのデザイナー、
商品プロデューサーとして活躍。

1969年
69歳。この頃から作品の裏のバックスタンプに
「Susie Cooper Design」が入る。

1972年
70歳。夫、セシル・ベーカー死去

1979年
77歳。英国陶磁器産業への貢献を認められて、
Order of the British Empire(大英帝国勲位)を授与される。

1980年
78歳。バーズレムのSusie Cooper Potteryの活動を停止。
その後もウェッジウッド・ グループの一員としてデザインを続ける。

1987年
85歳。V&A美術館で「スージークーパー大回顧展」開催。
Royal College of Art(王立芸術学院)から、
最高の名誉である博士号を授与される。

1988年
86歳。一人息子のティモシーと共にマン島に移住。
フリーのデザイナーとして仕事を続行。

1992年
90才の誕生日を祝い、ウェッジウッドの主催で
スージクーパーの作品展が開催される。

1995年
7月28日、92才でマン島にて死去。
この年、「スージークーパーのある暮らし」の出版がきっかけで、
日本で大ブレイク。

20世紀初頭に生まれ、
その生涯を陶器に捧げたスージーを、
「序の舞」のモデル、
上村松園に重ねてしまうのは、
私だけではないでしょう。

2度の工場焼失、
2度の会社設立、
ウェッジウッドによる買収…。

陶器の中に封入された
彼女の燃え立つエネルギーが伝わってくるようです。

スージークーパーの他の作品

パトリシアローズ

淡いピンクが可愛らしい、
スージークーパーの作品の中でも最も有名なシリーズです。

Patricia Rose

ドレスデンスプレー(スープボウル)

私はこのシリーズにとても惹かれます。
色と形両方が好きです。
特に持ち手のところが可愛らしいと思いませんか?

green

アールデコのカップ&ソーサー

ヘタウマ漫画のような味わいのある、
アールデコのカップ&ソーサーです。

Art deco

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