英国住み。日本との時差8時間。地球は回っている。

ミニマリストのブログを読んで感じたこと

ミニマリスト』という言葉も、
『断捨離』という言葉も、
実は知りませんでした。



私が日本を出た1999年には、
どちらもなかった言葉なんです。

日本のテレビや雑誌を、
全く見たり読んだりしていなかったし、
いつもネットをチェックしていたわけではないので、
仕方ないと言えば仕方ないんですが…。


部屋の片づけについて
じっくり考える余裕もありませんでした。
それより
「休日はとにかく休みたい」
と思っていましたから。

でも、フリーランスになって、
家で仕事をしていると、
どうも部屋や台所などの使い心地が悪いんです。

なぜか…


着ている服、使っている食器、読みたい本などが、
一定数(とても少ない数)に限られているのに
その他の使っていないモノがスペースの大半を占領している。








その弊害は、


1.頻繁に使用するモノの置き場所がなくなる
2.必要なものを探し出すのに時間がかかる
3.見た目が悪いし掃除がしにくい
4.大量の現在使っていないものを管理する労力と時間が無駄
5.いつか使えると思っているが、実は使わず、
「使わなきゃ」というストレスになる。



考えるとまだまだありそうですが、
この状態を何とかしようと、
ネットで検索してみました。
すると、この『ミニマリスト』という言葉がヒットしたわけです。



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ミニマリストとは?



ミニマリストという言葉は、
もともとは絵画や芸術作品のひとつのジャンルである、
『ミニマリズム』や『ミニマル・アート』から派生した言葉で、
ミニマリズムを体現する人』を意味します。



Weblio の辞書では、

Minimalism ミニマリズム
《単純簡潔・非個性化によって芸術効果を上げようとする芸術手法》
Minimalist ミニマリスト
《最小限主義者》

とあります。


これから察するに、
モノを極限まで持たずに生活しようとする人々のことらしいですね。


じゃあ、わたしは『ミニマリスト』だったことがある



ことに気が付きました。


イギリスに来たとき、
スーツケース1個できたんです。
travel










船便で別に最小限のものが届くように、
手配はしてありましたが、
1ヶ月以上スーツケース1個の中身だけで暮らしました。


テレビ、車、布団(夏だったのでよかった)、テーブル、タンス何もなかったです。


船便がついても大して変わりません。
当時そんな言葉はなかったんですが、
まさに『ゼロ』に近いミニマリストですね。


でもその状態は、
その当時では、
『貧乏』と呼ばれていました。笑


言葉が変わると、
ずいぶん印象も変わるもんだと感心しますが、
私にとってその状態は、
ちっとも楽しくありませんでした。
なぜかというと、
求めているのに得られない状態だったからでしょう。



せっかく手に入れたものを、
どんどん捨てようとする『ミニマリスト』。


『ミニマリスト』になると、
何かメリットがあるに違いありません。


前述の私のストレスや問題が解消できるのでしょうか。


そこで興味がわいたので、
ミニマリストのブログを、
色々調べてみることにしました。


ミニマリストの共通点



いろいろ読んでいると、
なんとなく共通点が浮かび上がってきました。


ミニマリストは自分の所有するアイテムを数える
ミニマリストはビフォ―とアフターで捨てたものを報告する
ミニマリストは床に寝ることが多い
ミニマリストは迷ったら捨てろと言う
ミニマリストの教祖様はカレン・キングストン(風水の人らしい)という人である
ミニマリストはビーガン(動物性の食品を一切取らない人)であることが多い
ミニマリストは断捨離という言葉も使う
ミニマリストは物を捨てると自由になるという
ミニマリストは『湯シャン』をする
ミニマリストは同じような感じのブログを運営している
ミニマリストはミニマリストでない家族と対立している場合もある
ミニマリストは毛染めにヘナを使う
ミニマリストは元はたくさんモノを集めていた

私は時代劇ファンなので、
鬼平犯科帳などのDVDをよく見るのですが、
江戸時代の庶民は、
みんなミニマリストですよね。


着たきりすずめで、茶碗も1膳。
四畳半のせんべい布団で寝て、
おきたらたたんで仕事。
家具はほとんどなし。
旅は徒歩で、
したくは背中の風呂敷包みひとつ。


マインドは全く違いますが、
吹けば飛ぶような身軽な状態は同じですね。


ところで、
ミニマリストになる人というのは、
マキシマリストだったことが多いようです。


一度『最大限に持つことができる暮らし』を経験しているんですね。
そして溢れるアイテムにストレスを感じて、
『持たない暮らし』に回帰しようとしているようです。
思えば私たちは裕福になったものです。

飢餓や貧困、
戦争で荒廃する場所には、
ミニマリストはいません。
ただただ
持たざる者』が存在するだけです。


「収納」とか、「整理整頓」と言わず
ミニマリストとあえて言うからには、
こうした人たちが、
ミニマルを突き詰めているかと思えば、
これがそうでもないんですね。


そんなたくさんの人々をみていると、
やはりこのミニマリストやミニマリズムという言葉も
コマーシャルの一手段なんだろうな、
と思えてしまいます。


米国のブロガーには、
ミニマリストツアーで全米を回っている人達もいます。
書籍などをたくさん出版している人、
記事がメディアに取り上げられたことを報告する人…

ミニマムであろうとしつつ、
ブログや様々な媒体でコマーシャルな成功をおさめ、
オカネという成果物を、
マキシマムに受け取ろうとしていませんか?
モノではなく、オカネならOKというポリシーでしょうか。

私は何々主義というのがもともと苦手なので、
対象治療のようなスタンスで、
この『ミニマリスト』の片づけ手法の、
優れたところを取り入れたいと思います。


私は絶対にミニマリストではありません。
部屋を機能的に片付けたいと思っているだけです。
自由とか、フリーなスペースとか、いいことがあるとか、
お片付けに対して、
そんな大それたことを特に望んではいません。


そこで取りあえず、
ほとんど使っていないモノを捨てることにしました。
Amazon.co.ukで、Karen Kingstonの本を注文しました。
一度読んでみます。



つづく


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