英国住みフリーランス。日本との時差8時間。地球は回っている。

クリスマスムード一杯!伝統的なクリスマスってどんなの?

私の住む英国北部の街はいまやクリスマスムード一杯です!

下の写真はクリスマスでにぎわう街に買い物に出たとき撮ったものです。

スコットランド民族衣装をきてバグパイプを吹きながら

バスキングをしている人たちを見かけました。

ちなみに、この方々の着用しているスカート状の衣装は、

「キルト」といってスカートではありません。

スコットランドの男性の正装です。

タータンチェックの模様はその部族(クラン)によって違います。

日本の「家紋」のようなものですね。

何でもこの下には下着はつけないらしいです。

確かめてみたいですが、見せてくださいと言う勇気はございません。

scots

ところで、英国では(パリでも、ベニスでも、バルセロナでも)人の集まるところでは、

必ずと言っていいほど、バスキングをやっている人がいます。

日本ではストリートミュージシャンと呼ばれているのでしょうか。

通常モードのバスキングは、

一人でギター片手に歌うとか、犬と一緒に歌うとか、

ジプシーの人のアコーディオン一人演奏とか、

曲芸をしてみたり、ダンスしたり。

ひとしきり芸を見せた後、帽子で小銭を回収して回ったり、

ギターのふたを開けておいて、

自主的にお金を入れてもらったりして日銭を稼いでいます。

でも、いよいよクリスマスが近づいてきていますので、

こんなバグパイプの演奏や、オーケストラやブラスバンド、

賛美歌の合唱などが登場しはじめています。

こういうのは単なる日銭稼ぎのバスキングではなく、

チャリティが目的の場合が多いですね。

クリスマス前に募金を募って社会的に弱い方々に寄付をするという目的です。

年末助け合い運動みたいなものです。

こんな光景を目にした私は、

クリスマスの伝統的な行事ってどんなんだろうと考えるようになりました。

そこで地の利を生かして、典型的な英国のクリスマスをレポートしてみたいと思います!

クリスマス-伝統的なクリスマスの様子

とにかく駐車場は一杯、人で一杯になるのはどこでも同じですね。

このバスキングのおじ様方の隣では、

クリスマスマーケットが開かれて、いろいろな食べ物が売られていました。

クリスマスツリーは通常は本物のもみの木で作ります。

プラスチックのものもありますが、本物のもみの木がスーパーや花屋などに山積みになっているので

やはり毎年買う人がたくさんいるということですね。

私は日本人で無宗教で、関係ないので一切クリスマスをやりません。

ツリーも持っていません。カードも、Season’s Greeting(季節のご挨拶)というカードをできるだけ選びます。

でも、街が華やかになり心が浮き立つような気分はとても良いものですね。

大きなツリーには本当にきれいな飾りが取り付けられ、

外から見えるリビングに飾られます。

夜はカーテンを開けてツリーが外から見れるようにしてあります。

電飾も派手なことが好きな人はけっこうがんばっているようですね。

ラスベガスとかパチンコ屋さんになったようなおうちもあります。

クリスマスのプレゼント交換の習慣

英国のオフィスはだいたい12月20日あたりから

みんなばんばん有給を取り始め、クリスマスイブの頃にはほぼ誰もいなくなります。

だからその前に、カードと何がしかのプレゼントを

同僚や上司に配る必要があります。

だから、今この買い物の波を何とか乗り越えようと、

皆さん切羽詰っているのです。

オフィスでプレゼントをもらっても、その場では開けません。

自宅に持って帰って、クリスマスツリーの下に包装を解かずにそのままおきます。

(盗難を恐れて空っぽの箱を仮においていると言う話も聞きますが)

家族のプレゼントも誰のためのものかを明記してツリーの下におきます。

クリスマスカードもたくさんきますので、リビングの窓辺に飾ったり

紐で一列に並べたりして飾ります。

12月24日-通常通りが多いイブ

クリスマスイブとして知られる12月24日は、

クリスマスショッピングの千秋楽とも言うべき日です。

日本の大晦日に似ています。スーパーやお店はほぼ全開状態。

七面鳥などはもう買おうと思ってもどこにも売ってません。

日本のロマンチックなイメージとはちょっと違いますね。

この間、教会では様々なプログラムが進められます。

キリストが生まれる時の様子を劇(nativity)にしたり、

フィギュアにしたたものを教会の外においたり、

お説教や賛美歌を歌ったりが深夜まで続きます。

私は一度だけ出席しましたが、なかなか厳粛なものでした。

12月25日‐クリスマスデイと12月26日-ボクシングデイ

クリスマスデイは、イースターと並んで家族や親戚が一同に集まる一年で最も大切な日です。

この日の午前中に毎年クイーンの国民へのご挨拶もあります。

この日は、七面鳥などクリスマスの特別なご馳走を食べ、

通常家族揃って過ごします。日本のお正月に似ていますね。

そして12月26日はボクシングデイ(Boxing Day‐祝日)です。

(Wikiより引用)
クリスマスの翌日で、元々は、教会が貧しい人たちのために寄付を募った
クリスマスプレゼントの箱(box)を開ける日であったことから”Boxing Day”と呼ばれる。
つまりスポーツのボクシングの意味ではない。

いよいよこの日の朝、パジャマのまま起きていって

みんなでツリーの周りに集まり、プレゼントを開きます。

この日からまたは27日から、いよいよ待ちに待ったバーゲンセールが始まります!!

クリスマス前にやればもっと売れるだろうに、と不思議なのですが

この答えを得るすべもなく年月は過ぎていきます。朝5時開始とか普通に皆さん並ぶようです。

クリスマスの一大行事、一仕事ですね。

現在街はそんな人々で殺気立っていると言っても言いすぎじゃないです。

そんなふうにして、この暗くて寒い冬を、

みんな忙しくやり過ごしているんじゃないでしょうか。

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