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クリスマスに七面鳥をなぜ食べる?わかりやすく解説!


「ねえねえ、七面鳥って食べたことある?
どんな味?あれってなんでクリスマスに食べるの?」

ある日のこと、
いつものようにスカイプで友達と話をしていたら…

例によって質問が
弾丸のように繰り出されます。

ちょっと待って、待って。

例年クリスマスになると
スーパーの肉売り場を占拠するあの七面鳥…。

なぜ食べるのか、実は私も知らなかったんです!

確かにイギリスのクリスマスの定番メニューといえば
七面鳥のロースト(丸焼き)です。

普段は、ほとんど食べない鳥なのですが、
クリスマスになると
一年分の七面鳥が大挙して現れるようです。

ウィキペディアによると、
2009年クリスマスの日、
英国では773万4千羽の七面鳥が消費されました。

英国の人口(2011年)が約6,318万人なので
およそ8人に1羽の割合で
七面鳥が食卓に上っていたということになります。

すごいですね。

でもクリスマスに
なぜこれほど七面鳥を食べるようになったのでしょうか?

そこで今回は、
この質問に答えるべく、
七面鳥とクリスマスの謎に迫ってみたいと思います!

それでは早速行ってみましょう!

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実は七面鳥を食べる習慣はイギリスのものではなかった!

クリスマスには必ず出てくるメニューなので
私はイギリス発祥の習慣だと思っていました。

ところが!
どうもそうではないようなのです。

クリスマスに七面鳥を食べる習慣の由来はコレ!

クリスマスに七面鳥を食べる習慣は、

アメリカの感謝祭やクリスマスでの習慣

イギリスに逆輸入された結果です。

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いやいや驚きました。
つまり起源はアメリカにあったんですね。

となりの奥さん(子供二人あり)に抜き打ちで聞いてみました。

そのこたえは、

“I don’t know why..perhaps it’s because the bird is so big to feed all my family..”
(よくわからないけど…。大きい鳥だから家族全員食べれて、都合がいいからなんじゃないの。)

だそうです。

イギリス人だって知らないこの習慣の由来について
ますます興味がわいてきました!

アメリカの感謝祭は、
七面鳥とどんな関係があるのでしょうか。
これについてみていきましょう!

アメリカの感謝祭と七面鳥

感謝祭の主人公は、ピルグリム・ファーザーズ

イギリスからアメリカのマサチューセッツ州、
プリマス植民地に移住したイギリス人入植者たちです。

プリマス植民地に移住し、
入植一年目の厳しい生活に耐えぬき
最初の収穫を迎えられたことを祝ったのが
感謝祭の始まりだといわれています。

彼らがこの地に到着したのは1620年
この年の冬は寒さが非常に厳しく
イギリスから持ってきた作物も育ちませんでした。

凍死や餓死などで大半の入植者が亡くなりました。

当時この地には先住民のインディアンが住んでいました。

その名もワンパノアグ族

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(移住者にトウモロコシや七面鳥の育て方を教えたワンパノアグ族)

この先住民のインディアンたちが
イギリス人の困窮極まった様子に同情して、
とうもろこしなどの作物の種、
野生の七面鳥
衣類などを提供してくれたのです。

入植者たちは
そのおかげで生き延びることができました。

そして次の年の秋。
無事に収穫を迎えることができたプリマスの入植者たちは
ワンパノアグ族に非常に感謝したわけです。

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ワンパノアグ族への感謝の意をこめて食事に招待し、
共にご馳走を食べたのが感謝祭の始まりとされています。

それ以来、
七面鳥はお祝いの席に欠かせない肉になり、
感謝祭、クリスマス、結婚式など
大勢が集まるパーティに登場するようになりました。

この習慣がヨーロッパへ伝わり、
クリスマスのメニューとして定着し
世界中へ広まったといわれます。

逆輸入された七面鳥!クリスマスの定番メニューとなって再輸出!

一方イギリスで七面鳥を食べる習慣が始まったのは、
1526年にウィリアム・ストリックランドが
米国から6羽の七面鳥を輸入したことに始まるといわれています。

ピルグリム・ファーザーズよりずいぶん前に
七面鳥自体は英国に入ってきていたということになりますね。

この七面鳥を使った料理が
現在に継承されているクリスマスの定番メニューとして、
もう一度アメリカに再輸出されることになります。

その功労者は
誰もが知っているクリスマスキャロルの作者チャールズディケンズです。

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1843年に出版された、
チャールズ・ディケンズの「クリスマスキャロル」には、

七面鳥のローストに欠かせない
グレービーソース
スタッフィング(パンやソーセージミートやハーブでできた詰め物)
プラムのプディングなどが登場します。

この小説がアメリカでも大人気になったことから
七面鳥のローストの定番メニューとして定着していきました。

大勢が集まるクリスマスにはもってこいの大きさで、
その上大きさの割に値段も手ごろなので、
七面鳥はガチョウや鶏などを抜いて
クリスマスディナーの主役を務めるようになります。

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七面鳥はどんな味?

お味はというと…。

一言でいうとあっさりしています。

チキンの胸肉をもっと筋肉質にして
水分を抜いた感じです。

大味でそれほどおいしくない…!!m(_ _)m 鳥さんゴメン

スタッフィング(詰め物)と一緒に食べたり
甘いクランベリーソースをかけるので
まあまあそれなりに美味しくはなりますが、
それ自体は非常にプレーンな味です。

大きな鳥なので、
生のものが丸ごと売られるのは
クリスマスの時以外ありません。

普段はハムになって小さくパックに収まっています。

そして値段も、
普段の10倍くらいに跳ね上がるんですよ。

【一口メモ】 七面鳥はこんな鳥

七面鳥
七面鳥(英名 Turkey)

七面鳥はキジ目の最大種で、
オスは体長120cm、体重は10kgにも及び、
メスはそれよりも小型です。

日本名の七面鳥の名前の由来は、
首の辺りの露出した肌の部分が、
興奮すると赤や紫などいろいろな色に変色
七色に変わる顔=七面〕するので付いたのだそうです。

危険と感じると主に走って逃げ、
ちょっとだけ飛ぶこともできるようです。
味も行動もダチョウに似ていますね。

ゴードン・ラムジーの七面鳥の丸焼きの作り方 おまけ動画


icon-point-b-r動画のポイント

  • 七面鳥のおなかの空洞に、玉ねぎ、レモン、ベイリーフを詰めます。
  • 皮と肉の間にガーリックやレモンピールなどで味付けした
    バターとオリーブオイルのペースト状のものを詰めます。
  • 20分から10分先に焼いて、そのあとベーコンを貼り付けます。
  • オーブンの温度は180度
  • 2時間半くらい、または肉1kgにつき30分ほど焼きます。
  • 私はいつも胸肉のクラウン(真ん中あたり)のところを焦がしがちなので
    アルミホイルで最初に覆って大方焼き
    最後の30分はアルミを外して焼きますが、
    彼のやり方だと、しっとり美味しく焼ける気がします。

    今年のクリスマスはこの方法をぜひ試してみようと思います!

    終わりに

    七面鳥はインディアンの人たちから
    イギリス人入植者たちへの贈り物

    そしてまた入植者たちからインディアンに贈られた
    感謝のしるしだったわけですね。

    前の年の入植者たちは全員餓死していたとのことです。
    よっぽどうれしかったのだと思います。

    宗教など知るはずもない先住民の人たちの心の中に
    “LOVE”があったとしか言いようがないです。涙

    クリスマスになぜ七面鳥を食べるのか、
    調べて本当によかったです。

    最後までお読みいただきありがとうございました。


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    コメント

      • メリーさん
      • 2016年 12月 24日

      そして日本に伝わると鶏肉をたべるようになる。
      どんだけ日本は節操がないのかぬ。

        • Amis
        • 2016年 12月 25日

        メリーさん、
        メッセージありがとうございます。
        七面鳥のために、日本であまり人気がでないことを祈るばかりです。^^

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