英国住みフリーランス。日本との時差8時間。地球は回っている。

スコットランドの独立をかけた国民投票!その結果は?

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2014年9月18日に、
スコットランドの英連邦からの独立を問う
国民投票が行われました。

今回4回目を迎える国民投票ですが、
結果は”NO”

英国への残留が決まりました。

投票結果の詳細

スコットランド独立に賛成ですか?
(Cited from BBC News)
スコットランド全土 :結果はNO

NO  2,001,926 票 (55.30%)
YES 1,617,989 票 (44.70%)

独立に賛成の選挙区 (全32選挙区中)

ダンディ・シティ Dundee City  (57.35%)118,729票中
グラズゴー Glasgow(最大選挙区) (53.49%)486,219票中 
ウエスト・ダンバートンシャー West Dunbartonshire  (53.96%)71,109票中
ノース・ラナークシャー North Lanarkshire (51.07%) 268,704票中

次の動画は、スコットランドの最大の選挙区、
グラズゴーのジョージスクエアでの投票後の一幕です。
賛成派・反対派が対立している様子が見られます。

英国に残りたい人も、
独立したい人も、真剣です。

ちょっとフットボールのフーリガンみたいですが、
違いますので、念のため。

“NO”サイド 投票が決まった瞬間

86%を超える世界でもトップクラスの投票率だったそうで、
スコットランドの人々一人一人に、
密接にかかわる決断だったことがうかがえます。

スコットランドの第一の都市グラズゴーでは、
YESサイドが勝利しています。
このため、実質的にはYesサイドが勝ったんだという見方も…。

YESとNOの差もわずかなもので、
Yesキャンペーンのリーダー
Alex Salmond氏の会見での、

今のところは独立しないで、英国にとどまる」

という言葉が印象的でした。

「最後の数週間は、
みんなの中に独立への恐怖のようなものが広がっていたように感じる。
それはスコットランド人が恐れていたというのではなく、
大規模な人の動きを恐れるウエストミンスターのものだったと思う。」とも。

一方、独立するとはほとんど思っていなかった
といわれる David Cameron氏は、
ほっと胸をなでおろすといった感じで、

「投票結果を尊重し、英国全体のよりよい将来のために
イングランド、ウェールズ、北アイルランドとともに前に進んでいきたい」

と述べています。

今後は、この投票結果を踏まえて、
スコットランドの独立性が強まることだけは確かでしょう。

今後スコットランドが独立すれば、
ウェールズも、北アイルランドも、
となるかもしれません。

それでも、

「自分たちで独立するかしないかを決められる」

ということが何よりも素晴らしいことだと思いました。

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