COP21パリ会議!地球温暖化は「2℃まで」の理由は?
COP21(第21回締約国会議)が
パリで開かれています。
この会議は、一言で言えば、
「地球温暖化防止」
について話し合うためのものです。
1年に1度、150か国以上の気象変動枠組条約締結国のトップが一堂に会し、
「どうしたら地球の気温上昇を2度以内に収められるか」
について話し合うというわけです。
でも、「なぜ2度なのか」
不思議に思いませんか?
今回はこの疑問に、
BBCのニュースが簡単に答えてくれていましたので、
ご紹介しますね。
それではいってみましょう。
なぜ2℃なの?≪BBCニュースから抜粋≫
世界気象機関(WMO)によると、
2015年の世界の平均気温は、
史上最高となるだろうと予測されています。
強いエルニーニョ現象と
人為的に誘導された地球温暖化の組み合わせで、
2011年から2015年までの5年間が、
記録上最も温暖化が進んだ期間となるそうです。
世界各国トップは、
地球温暖化に関連すると考えられている、
二酸化炭素の排出量を制限する、
新しい世界規模の基準値を決めようとしているわけなので、
この新しい研究結果は、
今回のパリでの国連気象変動会議(COP21)で、
特に大きく取り上げられるでしょう。
2010年カンクンでの会議では、
「世界の平均気温上昇を産業革命前の気温から
2度以内に抑える」
ことが合意されました。
BBCの環境特派員マット・マクグラスさんが、
この『2度』の重要性と、
これが危険な温暖化への境界線と見られている理由を、
簡単に説明しています。
英語のリスニングの練習だと思って、
ちょっとみてみましょうね。^^
2℃なんて小っぽけな数だから大したことない、
そんな風に皆思うかもしれないね。
アイスクリームが溶けるか溶けないか位の差でしょうと。
でも氷河時代と現代の平均気温を比べると、
5℃から6℃の違いがあるんだ。
2℃っていうとわずかだと思うかもしれないけど、
地球全体で考えると、
ものすごく大きな違いなんだよ。
今の北極を見てみよう。
この惑星の他の地域の温度が急上昇していることで、
氷がどんどん溶け始めているんだ。
1970年に、
気温上昇は「2℃」以内って設定されたんだけど、
勘違いしないで。
2.1℃上昇したら地球は終わりってことじゃないんだよ。
2℃っていうのは、
目安みたいな数字で、
目標値なんだ。
ある科学者が私に話してくれたんだけど…「政治家たちを相手にする時は、
めちゃくちゃシンプルに説明しなきゃいけない、
だから2℃にしたんだよ。」
だって。
つまり、2度っていうのは、
シンプル 理解しやすい 達成可能
な数だったんだね。(cited and translated from BBC Website)
いかがでしたか?
面白いですね。
政治家にもピンと来るように、
単純な2℃にしたってわけですね。^^
北極や南極の氷が溶け始めたら、
どうなるかはご想像通りです。
0℃から1℃になるだけで、
氷って溶けちゃいますもんね。
日本やイギリスのような島国は、
よくよく対策を練るべきだと思います。
私はなるべく車を使わず、
歩きや自転車を使うように、
気を付けるようにします!
お読みいただきありがとうございました。
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