英国住みフリーランス。日本との時差8時間。地球は回っている。

英国陶器!ウェッジウッドの工場見学4  ジャスパーのレリーフ取付け作業

次は、ジャスパーウェアのレリーフを作って、
貼り付ける工程です。

神経を使う、
細かい作業が続きます。

ジャスパーウェアのレリーフを作る作業

jasper relief

ジャスパーウェアのレリーフを作る作業です。
彫っているのかと思いましたが違いました。

型があって、
そこに粘土をしっかりと、
これでもか、というくらいに塗りこんで詰め
細い針金を使って器用に型からはずします。

この作業はここまでで、
作ったレリーフを、トレイに並べていきます。
そしてそれを、
レリーフを貼り付ける係りの人のところに、
持っていくというわけです。

イギリス人は、
細かいことができないと信じきっていましたが、
驚愕するほどの器用さです。

レリーフは粘土ですから、
力の入れ具合が難しく、
下手に力を入れると、
きれいな模様がつぶれてしまいます。

緊張する、
でも楽しそうな作業だと思います。

ジャスパー・ウェアのレリーフを取り付ける作業

haritsuke

個人的には、この作業に最もひきつけられたのですが、
理由はわかりません。

レリーフをつける予定の場所を、
筆を使ってあらかじめ水で湿らせておきます。

小さくて繊細なレリーフを、
ジャスパーの上にそーっとのせて張り合わせます。

その後、上からまた筆でそおっとなでて
落ち着かせます。

一度張り合わせると、
もう取り外したりできないので、
一回勝負というか、
そんな感じでとても緊張します。

本当に器用に、
緊張する長時間の作業を続けていくわけです。
熟練した職人さんだけが持つ技術だと思います。

ジャスパーウェアの値段が高いのも、
わけがあるんだなあと、
妙に納得しました。

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