ボン・ファイヤーとは?(ガイ・フォークス・デイ)の由来を現地から解説!
ボン・ファイヤーナイトは11月5日。
ハロウィンが10月31日なので、
毎年セットでやってくるかのような気がします。
日本にはなじみがほとんどない、
このボン・ファイヤー・ナイト。
いったいどんな行事なのでしょうか。
現地からお伝えします!
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ガイ・フォークス・ナイト(Guy Fawkes Night)の火薬陰謀事件
ボン・ファイヤー・ナイト、またはガイ・フォークス・ナイトとは、
1605年、11月5日に起こった、
ガイ・フォークスとその一味のカトリック教徒の
国会議事堂爆破テロ事件未遂を祝って行われます。
ガイ・フォークスが前面に出ていますが、
実際の首謀者はロバート・ケイツビーです。
当時激しく吹き荒れたカトリック弾圧に反発し、
国王ジェームズ1世と議員たちを暗殺するために、
1年半にもわたる計画が練られました。
国会議事堂の下まで坑道を掘り、
開会式の行われる11月5日に
国会を爆破しようというものでした。
日本でいうなら、
大化の改新や安政の大獄など、
大規模なクーデターの未遂事件のような感じでしょうか。
国会地下に置かれた36樽の火薬の導火線に
火をつける役を担当したのがガイ・フォークスです。
ところが、匿名の密告によって計画は寸前で発覚。
フォークスと主謀者はロンドン塔に送られ、
過酷な拷問のすえ、翌年1月31日に処刑されてしまいます。
このテロ未遂事件を記念して、
行われるのがこのボン・ファイヤー・ナイトです。
ガイ・フォークスの人形を作って、
町中を一日中引き回し、
夜になって焼きすてる風習が生れました。
現在は人形を引き回す方はあまり見ませんが、
大きな焚火に括り付けた人形を焼く風習はまだあります。
国会の開会初日には、
今でも地下室の見回りが行われるそうです。
ハロウィンの頃から始まって
この日最高潮を迎える爆竹や花火。
火薬のにおいが町中に満ちて、空は煙で曇ります。
日が暮れると広場で大かがり火(Bonfire)をたき、
大花火大会があちこちで行われます。
英国の夏は日照時間がとても長く、
夏の間は午後10時ごろまで明るいので
花火ができません。
寒くて、たいてい雨が降りますが
11月の足音とともに花火と火薬のシーズンが来た!
という感じがします。
動画で簡単!ボンファイヤーナイト
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