英国住みフリーランス。日本との時差8時間。地球は回っている。

ウェッジウッド展示館 ピーターラビット/クリームウェア

ウェッジウッドには、工場とは別に展示館があります。
初期の頃の、
ブラックバサルトクリームウェア
ジャスパーなどをはじめ、
皆が大好きなピーターラビットなどが展示されていました。

ピーターラビット (ベアトリクス・ポター作)

peterrabbit2

私の住む英国北部は、
レイク・ディストリクト(湖水地方)への、
アクセスが比較的いいのです。

このため幸せな事に、
何度も、
ピーターラビットの故郷、湖水地方へ歩きに行っています。

この湖水地方にある、
ホークスヘッドのヒル・トップに、
ピーターラビットの作者、
ベアトリクス・ポターの家はあります。

ピーターラビットが、
ぴょこんと目の前に現れそうな、
田舎の小さなコテッジでした。

どこにでもある、
田舎の家の庭先を舞台にした、
ピーターラビットの物語は、
英国に住むものなら、
誰もが共感できるような、
身近なお話だったのでしょう。

ちょっとした都会の郊外でも、
かわいい野うさぎをよく目にします。

これは、そんな環境から生まれた、
ピーターラビットの陶器です。
(ビジターセンターのこの展示品は、とても古いものです)

peterrabbit3

ピーターラビットのシリーズは、
ウェッジウッドのナーサリーシリーズ(子供向け食器)ですが、
大人が使用したくなるようなかわいさですね。

ピーターラビット。

にくいほどかわいさのツボをついていますね。

クリームウェア/クイーンズウェアの展示

creamware1

creamware 2

大型の最初期の、
クリームウェア(クィーンズウェアとも呼ぶ)です。
長い間、陶器で白い色を出すことは、
不可能だったのだそうです。

ウェッジウッドが、改良に改良を続け、
やっとできたのがこの色です。
最初は真っ白ではなく、
クリーム色

それでもこの色が出せたのは、
本当に画期的なことだったのです。

そしてこの陶器の乳白色が、
シャーロット王妃の心を魅了したというわけです。

今では、
食器は白いものというイメージさえありますが、
この白を出すために、
昔の人々は大変な苦労をしたのです。

内側から光りだすような、
気品のある美しい陶器でした。

クリームウェアについてもう少し詳しく。
ウェッジウッドの白い陶器 クイーンズ・ウェア/クリーム・ウェア

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